路線価の発表(令和元年6月13日掲載) | |
|
|
公開日:2019-06-13
|
【問い】土地の評価に、「公示地価」や「路線価」がありますが、どう違うのでしょうか。
【税理士】公示地価は、国土交通省が3月下旬ごろに発表するもので、全国の「標準地」の毎年1月1日時点の価格を算出しています。標準地となる土地の価格の目安を発表することにより、民間の土地取引を円滑にする自的があると言われています。
一方、路線価は、相続税や贈与税の計算に使うために毎年7月初旬に国税庁が発表する土地の評価額です。標準地ではなく、「道路に面した土地ごと」の評価額を算出します。
路線価は、公示地価のおおむね8割程度。路線価が定められている地域にある土地は、路線価を基に土地の評価をし、その他の地域は固定資産税評価額に一定の倍率を掛けて評価をします。
【問い】路線価を調べるにはどうすればいいですか。
【税理士】国税庁のホームページに掲載されています。誰でも簡単に確認できます。
【問い】県内の路線価では、どこが高いのでしょう。
【税理士】2018年分の最高路線価は、熊本市中央区手取本町の「下通」で、1平方メートル当たり150万円でした。熊本国税局のホームページに税務署ごとの最高路線価の表も掲載されていますよ。
もうすぐ19年分の路線価が発表されます。あなたの所有する土地の路線価はいくらか、ぜひ確認してみてください。
【問い】ちなみに2019年分の路線価はいつ発表されますか。
【税理士】7月1日に発表される予定です。
(南九州税理士会熊本西支部 大久保三穂子)
|
※掲載の【答え】については、
新聞掲載日現在の法令に基づいています。
▲ このページの先頭へ