キャッシュレス納付(令和5年2月9日掲載) | |
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公開日:2023-02-09
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【問い】昨年、所得税の確定申告書を提出した後に、銀行の窓口で納付をしました。今年は、コロナ対策も踏まえ、窓口の人混みを避けて自宅から納付ができないかと思っていますが、どのような方法があるのか教えてください。 【税理士】納付手続きには複数の方法があり、ご自身で選択する必要があります。なお、申告書の提出後に税務署から納付書の送付や納税通知等のお知らせはありませんのでご注意ください。 現金に納付書を添えて金融機関や税務署の窓口、コンビニで納付する方法のほかに、ご質問のように、自宅にいながらできる「キャッシュレス納付」があります。 キャッシュレス納付には①預貯金口座から引き落として納付する「振替納税」(個人の申告所得税・消費税に限ります)②インターネットバンキング口座を利用して納付する方法③パソコンやスマートフォンから「国税クレジットカードお支払サイト」を利用する方法④e-Taxから口座振替により納付する「ダイレクト納付」―があります。また、2022年12月から、事前の手続きが不要でスマートフォンにダウンロードしたアプリ決済サービス(Pay払い)を利用して納付する方法も導入されました。この新たなサービスは全税目を対象に、1回につき30万円を上限に利用可能で、決済手数料は無料です。 手数料や事前準備の有無など、それぞれにメリット、デメリットがありますので、詳しくは国税庁ホームページをご覧になり、自分に合った納付方法を選択して期限内に納付してください。
(南九州税理士会熊本西支部 今村英雄)
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※掲載の【答え】については、
新聞掲載日現在の法令に基づいています。
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