お酒にかかる税金(令和4年4月28日掲載) | |
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公開日:2022-04-28
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【問い】コロナ禍で、自宅で過ごす時間か増えました。私はハイボールが大好きで家で楽しんでいます。43度のウイスキー700ミリリットルボトルをよく購入しますが、このボトルー本にどのくらいの税金がかかっていますか。 【税理士】日本酒やビール、ウイスキーなどのお酒(アルコール分が1度以上の飲料)には「酒税」という税金が課されます。また、お酒購入の際には別途「消費税」が課税されます。ご質問のウイスキーボトルを2,068円で購入した場合は、酒税が301円、消費税が188円、合計の税負担は489円になり、購入価格のおよそ4分の1(23.6%)が税金です。 【問い】度数が違っても税金は同じですか? 【税理士】酒税はお酒の種類やアルコール度数によって細かく決められています。ウイスキーの場合は度数によって税率が変動し、度数が高くなればなるほど、税負担は大きくなります。アルコール度数37度未満の場合は1キロリットルあたり37万円で計算し、アルコール分か37度を超えると1度ごとに1万円が加算されます。 【問い】ビールや清酒等の税金の負担割合も教えてください。 【税理士】容量やアルコール度数によって変わりますが、代表的なものをご紹介します。酒税と消費税を合わせた1本当たりの税金の負担率は、ビールが大瓶で45.1%、発泡酒(350ミリリットル)37.1%、清酒(一升瓶)18.8%、焼酎(同)38.9%となっています(2022年12月現在)。 健康に留意して「おうち時間」を楽しく過ごしたいですね。酒税の詳細については、国税庁のホームページをご覧ください。
(南九州税理士会熊本西支部 大久保三穂子)
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※掲載の【答え】については、
新聞掲載日現在の法令に基づいています。
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