第43回日税連公開研究討論会が、平成28年11月4日(金)にANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューにおいて開催されました。今回は南九州税理士会、九州北部税理士会そして沖縄税理士会共催での開催で、当会は「中小企業を巡る税制上の諸問題-区分、法人成り、役員給与-」を研究テーマに発表しました。

発表形式は、4県ごとにパネラ-による討論形式で、それぞれの県ごとに趣向を凝らしたものとなっていました。各県の発表順番と内容は以下のとおりです。

  • 熊本県チ-ム:中小企業政策における中小企業税制の位置づけと必要性
  • 鹿児島県チ-ム:法人成りをめぐる課税の不均衡に関する諸問題
  • 大分県チ-ム:中小企業の役員給与について
  • 宮崎県チ-ム:法人税制における中小企業の区分について

最後に、有江正博パネラーチーフが、「結びにかえて~中小企業の明るい未来と中小企業の活躍を願い~」として、当会の発表を総括して提言を行いました。

講評は、当会の研究指導をしていただいた、熊本大学法学部 山崎広道 教授で、「中小企業という一番身近で難しい問題に取り組み、実務家が直面する問題点をよく研究し、まとめられたものである。また、発表も趣向を凝らしたもので、若干受け狙いが外れたものもあったが大変良く出来ていた」という好評をいただきました。

閉会後の懇親会で多くの方々から、「すごく良い出来でしたね」と声をかけられ、我が事のように2年間の苦労が報われた気がしました。パネラ-の皆さん本当に2年間お疲れ様でした。

公開研究会員 田川 哲